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Scalaの柔軟性を緩衝材として使う

Scalaはパワフルでかつ、柔軟な言語です。

例えばある型に振る舞いを追加したいときでも、サブクラスへの継承、traitによるmixin継承、暗黙のパラメータによる型クラスといった方法が考えられます。 また並行処理でも同様です。ロックによる古典的な排他制御から、イベント駆動のコールバック、合成可能なFuture、アクターによるメッセージ駆動、といった異なる設計で実装することが容易に可能です。

この柔軟性は、しばしば初学者に混乱を招くこともありますが、その一方で要求仕様が複雑であったり、あまり整理されていないJava APIをScalaから扱う場合などに、都度適切な方法を選ぶことができるという点で非常に有用です。

このセッションではScalaによる設計の柔軟性に焦点をあて、様々な仕様のJava APIをScalaから扱う実例を通じて、それぞれの手法の利点・欠点を学びます。

トークの長さ
40分
発表言語
日本語
聴衆の対象
初心者: 分野の事前知識を必要としない
発表者
Oe Taisuke / 麻植 泰輔 (BONX, INC.)

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